「夕方になると画面が眩しくて目が痛い」
「無意識にモニターに顔を近づけて、気づけばひどい猫背になっている」
フルリモートSEにとって、眼精疲労は単なる目の疲れではなく、首の凝り、肩こり、そして集中力の低下を招く「万病の元」です。
実は、理学療法士の視点で見ると、デスク環境の「明るさのムラ」が原因で姿勢が崩れているケースが多々あります。その解決策として最も有効なのが、モニターライト(スクリーンバー)です。
この記事では、元PTの現役SEである私が、
- なぜモニターライトが「姿勢」の改善に繋がるのか
- 失敗しないモニターライトの選び方
- SEが選ぶべき、信頼の定番モデルとコスパモデル
を詳しく解説します。
Contents
【PTの視点】眼精疲労が「猫背・ストレートネック」を加速させる理由
なぜモニターライトが身体のケアに繋がるのでしょうか?
脳が情報を追いかけて顔が前に出る
画面が反射していたり、周囲が暗くてコントラストが強すぎたりすると、脳は一生懸命情報を読み取ろうとします。その結果、無意識に頭がモニターに近づき、首に数kgの負荷がかかる「フォワードヘッドポスチャー(頭部前突姿勢)」になってしまいます。
またこの姿勢を長く続けていると首の骨(頸椎)の生理的前弯がなくなってしまいます。これがストレートネックと言われる状態です。
人間の頭は頸椎の生理的前弯のおかげで体の真上に位置することができますが、ストレートネックになってしまうと常に頭が体の前に飛び出した状態になります。その頭を支えようとして肩や首に大きな負担がかかるのです。
さらにストレートネックになり頭が前方に位置すると、重心が本来の位置より前側にずれてしまうので、そのカウンターとして胸の高さの背骨(胸椎)の後弯が強くなり猫背になります。
暗闇での作業は筋肉を緊張させる
手元が暗い中でキーボードを打つのもストレスです。
手元はほとんど見ないとしても、モニターと周囲とで明暗差が大きいだけでも目のストレスになります。
モニターライトで「手元」と「画面」の明暗差をなくすことで、目のピント調整機能を司る毛様体筋の疲労を抑え、全身の緊張を緩和できます。
失敗しないモニターライト選びの重要ポイント
モニターライトがなぜ姿勢を始め身体のケアになるのか解説しました。
ここからはモニター選びのポイントについて解説します。
世の中には多くの製品がありますが、SEの作業環境には以下の機能が必須です。
非対称配光設計(画面への映り込みゼロ)
最も重要なのが、光が画面に反射しない「非対称配光」です。画面に光が反射すると、それがノイズとなり眼精疲労をさらに悪化させます。
演色性(Ra値)の高さ
演色性(Ra)が高いほど、太陽光に近い自然な色の見え方になります。Ra90以上あれば、長時間の作業でも目が疲れにくくなります。
自動調光機能と色温度調整
昼間は集中力を高める昼光色、夜間は脳をリラックスさせる電球色。時間帯に合わせて自動で明るさを最適化してくれる機能があると、集中力の維持が非常に楽になります。
特に夜は眼から入る光によって眠りの質も変わると言われています。リモートワークだとついつい夜まで仕事をしてしまうこともあると思いますので、モニターの光には気を遣うようにしましょう。
現役SEが厳選!おすすめのモニターライト
【最高峰の定番】BenQ ScreenBar Halo(ベンキュー スクリーンバー ハロー)
モニターライトの代名詞とも言えるBenQの最上位モデルです。
- 特徴: 背面照明付きで壁との明暗差を解消。ワイヤレスリモコンで操作性も抜群。
- SE的推しポイント: どんな厚みのモニターにもフィットする独自のクリップ構造。一生モノの投資になります。
【コスパ最強】Quntis モニターライト
「安価でも性能に妥協したくない」という方への最適解です。
- 特徴: 非対称配光をしっかり採用しており、画面への反射がほとんどありません。
- SE的推しポイント: BenQの数分の一の価格で、必要な機能(調光・色温度調整)をすべて備えています。
まとめ:正しい「光」の導入が、エンジニアの寿命を延ばす
「たかが電気ひとつで……」と思うかもしれませんが、光環境を整えることは、目の保護だけでなく「正しい姿勢を維持する」ための重要な投資です。
目が疲れにくくなれば、夕方の作業効率も劇的に変わります。デスクの「三種の神器」を揃えたなら、次はぜひ「光」を味方につけてみてください。