元PT・現役SEのゆうきです。
私は先日、静電容量無接点方式のキーボード「REALFORCE R3S」を購入し仕事でもプライベートでもがっつり使っています。この文章もREALFORCEで書いています。
現状かなり気に入って使っていますが、実際に使ってみることで「万人に対して最良の選択ではない」ということも見えてきました。
そこで本記事では
- REALFORCEは買うべきなのか
- REALFORCEはどんな人におすすめできるのか
- REALFORCEをやめた方がいい人はどんな人なのか
について、元PT・現役SEとしての意見を交えながら解説しようと思います。
REALFORCEを検討中の方必見の内容です。ぜひご一読いただければ。
Contents
迷ったらこれを選べばOK
結論として、迷っている方は以下を選べば大きく外しません。
- 疲労を最優先 → 30gモデル
- 打鍵感も欲しい → 45gモデル
- コスパ重視 → 型落ち有線(R3S)
私は30gを選びましたが、長時間作業ならこれが一番ラクです。
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REALFORCEは「長時間タイピングする人」にはかなり有力
REALFORCEは全員におすすめできるキーボードではありません。
ただし、以下に当てはまる人には非常に相性がいいです。
REALFORCEをおすすめできる人
- 仕事道具として投資できる
- 持ち運びがほとんどない
✔ 向いている人
- 1日5時間以上タイピングする
- 指や手首の疲労を減らしたい
- 作業効率を上げたい
- 価格より快適さを優先したい
REALFORCEは静電容量無接点方式のキーボードです。この特徴はなんといっても打鍵時の衝撃が少ないこと。
構造上、キーの底まで打鍵しなくてもキー入力を検知できるため、底打ちの際に指に跳ね返ってくる衝撃を受けなくて済みます。
そのため、長時間のタイピングが求められるデスクワーク中心の仕事をされている方、例えばWebライター、システムエンジニアの方には特におすすめです。
また、静電容量無接点方式のキーボードは構造が複雑なため高額なものがほとんどです。その分長持ちもするのですが(REALFORCEの場合打鍵回数の耐久値が1億回!)。
「ちょっと値が張っても指の関節に負担が少ないもの、快適なものを使いたい」という方にはピッタリでしょう。
❌ 向いていない人
一方で以下のような人にはあまりおすすめできません。
- とにかく安さ重視
- 打鍵感にこだわりがない
- ノートPC中心で持ち運びが多い
キーボードは安いものなら1,000円台からありますし、1万円も出せばかなりいいメカニカルキーボードが買えます。そのような中でキーボードに3万円投資する、というのに対して抵抗感が強くなるのはごく自然なことだと思います。ですので
- 打鍵感や指への負担軽減などにこだわりがない
- とにかく安いのが正義
- キーボードはあくまで文字入力のデバイスでそれ以上でもそれ以下でもない
という方にはおすすめできません。
ただ、それが悪いとは全く思いません。実際私はフルリモートの会社に転職してから3年以上1,300円のキーボードを使っていました。正直「入力できればなんでもいいよ」と考えていましたので。
また、REALFORCEはかなり重たいです。1kg以上あります。
- フルリモートと出社のハイブリッドワークの方
- 自宅でも会社でも同じお気に入りキーボードを使いたい方
- キーボードを鞄に入れて持ち歩くことが多い方
こういった方にもおすすめできません。フルリモートで自宅でしか使わない、逆に出社して会社でしか使わない、であれば問題ありませんよ。
REALFORCEが疲れにくい理由(理学療法士視点)
REALFORCEをおすすめできる人/できない人について解説しました。
そもそもなぜREALFORCEは疲れにくく長時間タイピングする人におすすめなのでしょうか。理学療法士の視点を交えて解説します。
REALFORCEが疲れにくい理由
- キー荷重を軽くして打鍵圧を軽減している
- 底打ち不要による打鍵時の衝撃緩和
■ 負担がかかる原因
まずタイピングにおいて指や手首に負担がかかる原因は以下のものが考えられます。
- 強い打鍵圧
- 底打ちの衝撃
キーを押し込むのに抵抗感が強い「硬い」キーボードってありますよね。打鍵感はわかりやすくてそれを好む人がいらっしゃるのは理解できますが、指への負担という点においては避けたいのが正直なところ。
また、基本的にキーは一番底まで押し込むことで入力を検知するため、どうしても底を打った時の衝撃が発生します。
こういったわずかな「硬さ」「衝撃」が積み重なって指、手首の負担になっていきます。
■ REALFORCEの特徴
一方でREALFORCEはその「硬さ」「衝撃」に対してしっかりと対策が取れたキーボードと言えます。
- 軽い押下圧(例:30g)
- 衝撃が少ない構造
REALFORCEはキー荷重を
- 45g
- 変荷重(小指で押すキーだけ軽めにしている)
- 30g
から選ぶことができ、打鍵時のキーの硬さが負担にならないように考慮されています。
また静電容量無接点方式なので、キーを底まで打たなくても入力可能。指への衝撃が少なくて済みます。
静電容量無接点方式の場合、「キーがどこまで押し込まれたか」でキー入力を検知するからです。
さらにAPCというREALFORCEの独自機能で、「キーが入力されたと判定されるキー押し込みの深さ」を好きに設定することもできます。
REALFORCEのデメリット(正直レビュー)
REALFORCEは素晴らしいキーボードですし、上に書いたように条件にハマる人にはおすすめしたいキーボードですが、一方でデメリットもあります。これらは購入前に知っておくべきポイントなので、包み隠さず解説します。
REALFORCEのデメリット
- 価格が高い
- キー荷重が軽すぎて慣れるまで違和感がある
- 持ち運びには不向き
❌ 価格が高い
シンプルに高いです。機種によりますが約2〜3万円します。
とは言え耐久性も高いので1日あたりにすると意外に安い感じもします。
仮に10年使うと仮定した場合、1年あたりの営業日が約240日*10年で10年間の使用日数が2400日となります。そうすると1日あたり10円〜15円くらいの計算になりますね。
❌ 慣れるまで違和感がある
キー荷重が軽いので慣れるまで若干違和感があります。「指を置いただけで入力されてしまう」なんてことはありませんが、「少しキーを押すとキーがストンと落ちる」という感覚はあります。
❌ 持ち運びには不向き
持ち運びには正直向かないと思います。重いです。1kg以上あります。
テンキーレス、70%サイズ、無線接続など大きさや形を極力シンプルにすることはできますが、根本的に重量感があるキーボードなので
- 家でも会社でも同じキーボード使いたい
- ノートPCメインで持ち運んで外出先で作業することが多い
という場合にはあまり向かないな、というのが正直な感想です。
私の場合はフルリモートで出社は半年に1回の全社ミーティングの時だけなので問題になっていません。
他キーボードとの比較(HHKB・メカニカル)
ここまでREALFORCEの特徴について解説してきましたが、他のキーボードと比較するとどのような感じになるでしょうか。
今回は同じく静電容量無接点方式のキーボードとして有名なHHKBとメカニカルキーボードと比較してみます。
結論から言うと以下の通りです。
各種キーボードの特徴
- 疲労軽減 → REALFORCE
- 持ち運び → HHKB
- 打鍵の楽しさ → メカニカル
表にすると…
| 項目 | REALFORCE | HHKB | メカニカル |
|---|---|---|---|
| 打鍵圧 | 軽い | 軽め | 種類による |
| 疲労 | 少ない | 少ない | やや多い |
| 打鍵感 | 静か・滑らか | 独特 | カチカチ |
| キー配列 | 普通 | 独特 | 普通 |
| 価格 | 高い | 高い | 幅広い |
| 重さ | 1kg以上 | ほとんどの機種で500g台 | 種類による |
HHKBはREALFORCEと同様に静電容量無接点方式なので打鍵圧は軽く疲労も少ないです。
重さもREALFORCEと比較すると半分くらいになるので、持ち歩きが多い場合にもストレスが少ないでしょう。
一方でプログラミングがしやすいように考案された独自のキー配列を採用しているので、慣れるまではややストレスを感じる可能性があります。
メカニカルキーボードは多種多様な機種があるので一括りにするのは本来正しくないかもしれませんが、ざっくり全体の特徴としては
- カチカチとした打鍵感
- その分打鍵圧はREALFORCEなどと比較すると重い
- そのため疲労もやや多くなる
といった具合。
結論:疲労軽減重視ならREALFORCEが優位です。
打鍵圧の低さで疲労を軽減し、馴染みのあるキー配列のおかげでキーボード変更後のストレスを最小限に抑えることができます。
どのモデルを選べばいい?おすすめは?
ここまで色々解説してきましたが
- キー荷重は結局どれを選んだらいいの?
- テンキーは必要?
- どのモデルを選べばいいの?
となっていませんか?各要素の選択肢をざっくりまとめるとこんな感じ。
| キー荷重 | 45g/変荷重/30g |
| サイズ | フルサイズ/ テンキーレス/70%(矢印キーなどがない) |
| キー配列 | 日本語/英語 |
| 接続方式 | 有線/無線 |
さらに実体験と理学療法士を知見を合わせて、ケース別におすすめモデルを紹介します。
✔ 初心者
→ 30gモデルがおすすめです(疲れにくさ重視)。
✔ 打鍵感もある程度欲しい
→ 45gモデルがおすすめです。打鍵感がいくらかは欲しいという人は30gだと物足りない感じになってしまうかもしれません。
✔ コスパ重視
→ 型落ち、あるいは有線限定モデル(R3Sなど)がおすすめ。1万円くらい変わります。
実際に使ってみた感想(レビューまとめ)
実際に検討、購入、10日使ってみたレビュー記事が公開中です。
実際の使用感をもっと詳しく知りたい方はこちら👇
検討時に色々調べた内容がこちら。
購入してすぐのレビューがこちら。
10日使ってみて感じたこと、購入した直後には分からなかったことはこちらです。
実際に使った上での結論としては
「疲労は確実に減るが、万人向けではない」
です。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に疲れにくくなる?
→ 長時間作業では体感できるレベルで変わります。夕方の業務終わりの指の重だるさが軽くなりますよ。
Q. 打鍵感が独特でクセになるっていうけど本当?
→ 本当です。「スコスコ」とか「ストスト」とか「フトフト」て感じです。
いつも通りただチャットの返事をしているだけなのに、なんとなく「仕事ができる人感」が出ます。
Q. プログラミングをするから英語配列の方がいい?
→ 日本語配列でいいと思います。
英語配列の方がコーディングがしやすいとは言いますが、仕事中ずっとコーディングをしているわけではないですよね。
特に最近はAIエージェントにコーディングを任せて人間は指示出すだけ、というケースも増えてきていると思います。つまり、今後は日本語入力をする時間の方がどんどん長くなってくると思います。
であれば日本語配列のキーボードの方が入力時のストレスは少なくなると思いますよ。
Q. テンキーは必要?
→ Excelなどで数字入力を多用する、などでない限り不要です。
以前はテンキーありのフルサイズキーボードを使っていましたが、今回のREALFORCEからテンキーレスにしています。
業務中にチャットしてコーディングする中で特に困ったことはありません。
Q. 安いキーボードでもいい?
→ 短時間なら問題ないです。
しかし、この先10年以上タイピングすることを考えたら指の負荷対策は早め早めにしておくことをおすすめします。
理学療法士として臨床で見てきた中でも、手首や指の負担は「早めに対策した人ほど後が楽」です。
Q. どこで買うのがおすすめ?
→ 在庫・価格を見てAmazon・楽天で購入するのがいいかと。Amazonは定期的にセールをするのでその時にガジェット系は安くなることが多いです。
一方で楽天はスーパーセールやお買い物マラソンの買い回りでポイントバックが多くなることもあるので、正直その時々のケースバイケースですね。
まとめ:REALFORCEは「仕事効率を上げる投資」
REALFORCEは高価ですが、毎日使う道具です。
- 疲労軽減
- 作業効率アップ
を考えると
「仕事を楽にする投資」としてはアリだと思います。
10年後、20年後に変わらずタイピングができるように、今のうちから指の健康に投資をしてみるのはいかがでしょうか。
👉 今すぐチェック
REALFORCEはモデルによって在庫・価格がかなり変わります。
「気になってるけどまだいいか」と思っていると、次見た時に値上がりしていることも普通にあります。
特にセール時は一気に安くなることもあるので、まずは今の価格をチェックしておくのがおすすめです。
今回私が導入したR3S。
こちらは最新モデルのR4。
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どんなに環境で対策しても「動かない」は健康リスクなので、ストレッチなどで血流を促すようにしましょう。