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症状・悩み

リモートワーク疲れの正体とは?元PT・フルリモートSEが感じた原因と対策

「通勤もないし、体もあまり動かしていない。
職場を往復する時間が節約できているはずなのに、出社するよりむしろ疲れる。」

リモートワークをしていてそのように感じることはありませんか?

私は2019年からSEとして働いていますが、最初の2年半は出社とリモートのハイブリッド、2022年からはフルリモートで仕事をしています。

実際にリモートで働く中で「リモートワークで感じる疲労は単なるデスクワークによるものとは違う」と感じるようになりました。

そこでこの記事では、元理学療法士・フルリモート歴5年目のSEである私が、リモートワーク疲れの原因と、実際に効果を感じた対策を紹介します。


デスクワークの疲れとリモートワーク疲れは別物

デスクワークとリモートワークは混同されがちですが、疲れ方は少し違います。

実際にフルリモートワークで4年以上働いて感じたことをベースに解説します。

デスクワークは「身体」が疲れる

デスクワークの疲労は主に

  • 首・肩・腰への負担
  • 眼精疲労
  • 脳疲労

などの身体的・物理的なものが中心です。

長時間同じ姿勢で動く量が少ないこと、またそれによる血流低下が原因のひとつと考えられています。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

詳しく見る
デスクワークなのになぜか疲れる。元PT×フルリモートSEが見つけた本当の原因と対策

朝はちゃんと元気だったのに、19時頃になると肩から背中にかけてズーンと重くなる。手は動かしてないはずなのに、なぜか足がだるい。 そんな経験はありませんか。 私は元々理学療法士として働いていました。当時 ...

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リモートワークは「身体+メンタル」が疲れる

一方リモートワークでは、デスクワークの物理的な疲労+仕事と私生活が混ざることで精神的な疲労も積み重なります。

「出社しないんだから精神的な疲労も少ないのでは?」

と思いますよね。
確かにリモートワークになると、通勤ラッシュや「他の人に見られる」という出社に伴うストレスは少なくなります。

しかし「出社に伴う疲労」とは全く別のタイプの「リモートワークに伴う疲労」が存在すると私は感じています。

ここからは、その「リモートワーク疲れの正体」を解説します。


リモートワーク疲れの正体

ここからはフルリモートワークで4年以上働く中で感じた「リモートワーク特有の疲れポイント」について解説します。

家が仕事場になり、脳が休めなくなる

本来家はリラックスする場所ですが、そこで仕事をするため脳が仕事モードのままになりやすくなります。

リラックスするはずのリビングの中に仕事用のPCが置いてある。
あるいはPCデスクがどっしり居座っている。
それが目に入るたびに仕事のことが一瞬頭をよぎる。

そのような状況ですと、脳がリラックスしにくくなりますよね。


通勤という「切り替え時間」がなくなる

出社の場合は

  • 家を出る
  • 歩く
  • 電車に乗る

という時間が自然と仕事モードへ切り替えてくれていました。

通勤時間の間に今日1日のタスクを整理したり、メールチェックしたり。
通勤はストレスなだけではなく、物理的・時間的に仕事とプライベートをスイッチする役割もあるのです。

リモートワークでは、その切り替え時間がありません。
リラックスしていた場所からノータイムで仕事モードに入りがちです。

帰る時も同じで、仕事モードからプライベートモードに切り替える物理的・時間的スイッチがなく、リラックスモードへの切り替えが難しくなっているのです。


仕事とプライベートの境界が曖昧になる

  • 通勤時間がない
  • やろうと思えば家でも仕事ができてしまう

その状況が仕事のプライベートの境界を曖昧にします。

「あと5分だけ」

と思って仕事を続け、気づけばかなりの時間が経っている。

「ちょっとメールのチェックだけ」

と思ってPCを開いてしまい、1時間ほど仕事をしてしまっている。

リモートワークではこのような状況になりがちです。

実際私は夜中や早朝にも仕事が気になってPCを開いてしまうことがあります。
よくない習慣だと分かってはいるのですが、なかなか直すことができないでいます。


家事・育児が仕事へ入り込んでくる

家にいる以上、家の中で起きるいろいろなイベントを無視することはできません

  • 荷物の受け取り
  • 洗濯
  • 子どもの声

など仕事以外のことも自然と目に入ります。

特に小さい子どもがいる場合、大人1人ではどうにもならないことがしょっちゅうありますよね。
そんな時は仕事を中断しても家族の元へ行くしかないです。

仕事に集中したい反面、「家にいるんだからこのくらいできるよね」というプレッシャーも感じます。


雑談がなくなり、気分転換が減る

会社では

「昨日のサッカーさ」
「昼何食べた?」

という何気ない雑談があります。

こうした短い会話は、自分が思っている以上に気分転換になっています。

また、雑談から有用な情報を得ることもあり、「人と気軽に話せないこと」は案外ストレスになっているものです。


テキスト中心のやり取りで神経を使う

リモートワークでは自然とチャット上でのテキストでのやり取りが増えます。
日によってはほとんど人と話さなかった、なんてこともあるでしょう。

チャットでは

  • 温度感
  • 表情
  • ニュアンス

が伝わりません。

  • 「この書き方で大丈夫かな」と何度も文章を見直す
  • 急いでいるのに返信が遅くて焦る

こういったことも疲労につながります。


私が実際に効果を感じた対策

「リモートワーク特有の疲れポイント」について解説しました。

ここからは私が実際に行った対策について解説します。

家が仕事場になるなら、仕事専用スペースを作る

リモートワークの場合、ほとんどの場合家がそのまま仕事場になると思います。

リビングなど普段生活する場所で仕事をすると仕事モードと切り替えにくくなるので、それとは別に仕事専用スペースを作りましょう

仕事部屋があるのが理想ですが、

  • デスクだけ仕事用にする
  • ソファでは仕事をしない

だけでも切り替えやすくなります。


通勤がないなら、自分で切り替え時間を作る

通勤が仕事とプライベートの切り替えスイッチになってくれていましたが、リモートワークではそれがないので代わりに少しだけ外に出る時間を作りましょう

私は始業前に5〜10分だけ外へ出るようにしています。

外の空気を吸くだけでも、通勤していた頃のような切り替えになります。


境界が曖昧なら、終業時間を先に決める

リモートワークでは仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちなので、前もって決めておいた時間で強制的に切り替えるようにします。

「仕事が終わったら終わる」

ではなく

「18時になったら終わる」

と時間で区切るようにしました。


家事・育児に流されないよう、家族時間でスケジュールをブロックする

家にいると家事や育児の用事がどうしても割り込んできてしまいます。

突然のトラブルはどうしようもないですが、あらかじめ分かっている家事・育児の予定は仕事のスケジュールに入れて予定をブロックするようにしましょう

私の場合は17時頃から子どものお風呂や夕ご飯作りがどうしても外せないので、毎日17時以降は「家族対応」という予定で仕事用カレンダーをブロックしています。

もちろん職場の理解が得られることが前提ですが、これだけで「仕事のせいで家事・育児が回らない」というストレスがかなり減りました。


雑談が減るなら、オンラインでも話す

リモートワークだと仕事の話しかしない、というよりそもそも人と話さない、となりがちです。

そういった場合は意識してオンライン上でも人と話すようにしましょう

今の会社ではOviceというツールを使っており、割と気軽にオンライン上で会話することができます。

仕事以外の話を少しするだけでも気分転換になるのでおすすめです。

ちょっとした雑談は、リモートワークでは意識して作るくらいがちょうどいいと感じています。


チャットで悩むくらいなら、5分だけ通話する

テキストでのやりとりにストレスを感じるなら、サクッと5分くらいで会話してしまうのがよいです。

  • 文章にして説明するには面倒な内容
  • そもそも前提の認識がずれている気がする
  • 何回も何回もやりとりが発生する

こんな状態になったら5分サクッと話した方が早いです。
後から見てもわかるようにやり取りを残しておきたいなら、会話した後にメモレベルでいいので「会話メモ」としてチャットに投稿すればOK。

今の会社でも「やり取りが3回以上になるなら会話しましょう」と言っています。
実際、「テキストでのやり取り面倒だな」となった時は会話する方が早いです。


身体の疲れは1時間に1回リセットする

精神的な疲労だけでなく、身体の疲れも積み重なります。
デスクワークの疲れは「動かない」が原因なことが多いですが、リモートワークになると「動かない」がさらにひどくなります

ですので、1時間に1回はデスクから少しだけでも離れるようにしましょう

  • 水を取りに行く
  • トイレへ行く
  • 少し歩く

これだけでも頭がリフレッシュします。


私が一番効果を感じたのは「仕事とプライベートの境界を作ること」

先に述べた対策のうち、ストレッチや運動も効果はありました。

しかし、一番効果があったと感じたのは

  • 仕事をする場所
  • 仕事を終える時間
  • 家族との時間

を意識して分けるようになってからです。

リモートワーク疲れは、身体だけではなく「頭が仕事を終えられない状態」が大きく影響していたのだと思います。

物理的・時間的に強制的に仕事とプライベートを分けるのが最も効果的と感じました。


こんな状態が続くなら無理をしない

ここまで私がリモートワークをする中で感じたことや実際にやった対策を解説しましたが、以下のような状態が続く場合は、1人で抱え込まず相談することも大切です。

  • 朝から疲れている
  • 夜になっても気持ちが休まらない
  • 眠れない日が続く
  • 仕事への意欲が大きく落ちている

必要に応じて会社の産業医や医療機関への相談も検討しましょう。
1人で抱え込むのが1番ストレスです。


よくある質問

リモートワークは出社より疲れますか?

身体は楽でも、精神的な疲労が増える人は少なくありません。

先に述べた対策を参考に、物理的・時間的に仕事とプライベートを分けることが重要です。


リモートワーク疲れは慣れますか?

ある程度は慣れます。

慣れてくると「通勤時間がいらない分朝がゆっくりできたり好きなことに時間が使える」というリモートワークのメリットが強く感じやすくなります。
(私のこのブログも始業前の時間を利用して少しずつ書いています。)

ただし、仕事と生活の境界を意識して作らないと疲れは蓄積しやすくなるので、そこは注意が必要です。


一番簡単に始められる対策は?

まずは

  • 終業時間を決める
  • 5〜10分だけ外へ出る

この2つがおすすめです。

特に「終業時間を決める」はかなり重要です。
また、合わせて「終業後はPCに触らない」などもルール化したいですね。


まとめ

リモートワーク疲れは、デスクワークによる身体的な疲れだけではありません。

  • 家が仕事場になる
  • 通勤という切り替えがなくなる
  • 仕事と生活の境界が曖昧になる
  • 家事・育児との両立
  • 雑談の減少
  • テキストコミュニケーションによるストレス

こうしたリモートワーク特有の要素によるメンタルの疲労が重なり、気づかないうちに疲労が蓄積していきます。

リモートワーク疲れを感じている方は、身体だけでなく働き方そのものを見直してみることをおすすめします。

合わせて読みたい

リモートワークの疲労はデスクワークによる身体的疲労+リモートワーク特有の精神的疲労の合わせ技です。

デスクワークによる身体的疲労への対策はこちらの記事で解説しています。

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  • この記事を書いた人

ゆうき

理学療法士として総合病院で5年、整形外科クリニックで半年勤務。 その後SEに転職。 地方都市の自社開発企業に約2年半勤務した後、現在は東京の会社にフルリモートで勤務。 4歳&1歳の2児の父。 >>詳しいプロフィールはこちら

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